銅食器の一般的なお手入れ方法
銅食器、銅製品の高級感のある銅ならではの輝き、質感もお手入れをしないと緑青(りょくしょう)がつき、汚らしく見えてしまいます。
このページでは銅食器、銅製品、銅製のアクセサリー…などをお手入れする一般的な方法、磨き方などを紹介します。
調理中
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・強い酸性やアルカリ性のものを煮炊きすると銅が化学反応を起こして変質してしまいますので避けましょう。
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・銅は熱伝導性に優れているため火加減は要注意です。
銅鍋、銅製品自身は大丈夫でも取っ手等が熱で痛みます。
なるべく弱火または中火でのご使用をおすすめします。
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・銅製品以外にも言えることですが空焚きはやめましょう。内側が錫引きの場合、錫が痛みます。
また万一、銅鍋を空焚きをしたときは急に冷やすと温度変化で銅鍋が痛みますので、自然にゆっくり冷やすようにしましょう。
調理後
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・銅鍋の中に料理を残さないようにしましょう。食べきれない、多く作った場合は他の容器に移し替えましょう。
銅鍋に残したままにしておくと、食品の塩分、酸、アルカリ成分等と銅が反応したり、 内面の錫(すず)やニッケルのメッキがはがれてしまう場合があります。
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・銅鍋を使用後は、台所用中性洗剤をつけた柔らかいスポンジで洗い、しっかり乾燥させましょう。
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・銅鍋の内面の汚れがひどい時は硬めのスポンジで洗いましょう。
尚、硬めのスポンジで強く擦ると錫がはげる場合があるので注意が必要です。
銅食器も錆びる!?銅の錆び緑青(りょくしょう)
緑青(りょくしょう)は銅に出る錆の一種です。
見た目は悪いのですが、人間の健康には影響がなく、緑青自体は無害であることが認められています。
とはいえ、緑青のついた銅食器は見た目も悪いですし、放っておくと緑青が広がって、さらに見た目が悪くなるので、
緑青(りょくしょう)を見つけたら早めに取り除くことをおススメします。
銅の錆び緑青(りょくしょう)の取り方
●用意するもの
お酢、塩、スポンジもしくは柔らかい布
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1.まずは銅食器、銅製品自身の汚れをきれいに落とします。(緑青はとれていなくても大丈夫です)
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2.お酢と塩をスポンジにつけてこすります。1.で落ちなかったのがびっくりするぐらい緑青がとれていくと思います。
上記の方法でも落ちない場合は、物理的に削り落とす方法もあります。
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1.爪楊枝など(木製でOK、金属製では傷がつくので注意)でこすって削り落します。
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2.柔らかい布で拭きとる。(水気を使用しない銅食器(茶筒・茶托など)は、柔らかい布で拭きましょう。)
この方法は銅食器を例に紹介しましたが、材質が銅であれば何でも大丈夫です。
銅のアクセサリーが緑青で汚くなってしまったものも見違えるほど綺麗な輝きを取り戻すことができると思います。
もちろん、上記の方法でも落とし切れない汚れは私ども銅食器のプロ業者におまかせください。
適正価格にて銅製品の輝きを取り戻してさしあげます。お気軽にご相談ください。
